平成の歌姫

平成の歌姫が今日引退しました。

それで、この日に家で彼女のライブDVDを見ることにしました。最後の東京ドーム公演です。チケットの申し込みをしましたが、まったく手に入りませんでした。

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ぼくは、彼女の歌のすべてを知っているわけでもなく、年代がちょっと違うので、いわゆるアムラーとは一線を画しているただのおじさんです。

それでも初期、後期にお気に入りの楽曲もあり、最近はiPhoneに曲を入れて通勤時などには聴いております。

DVDを見てもダンスなどの切れは抜群だし、後半になって広いステージを全速で駆けていく姿など見ると、今引退しなくてもまだ十分ファンを楽しませることができるのではないかと、思ったりします。

でも、そうではないのですね。ここで幕を引く理由は計り知れませんが、これからの人生もかわらず、幸せでいていただきたいと願っております。

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大須にて

名古屋大須にある大須演芸場で加川良のライブがあった。

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TAMRON AF18-250mm f3.5-6.3 LD ASPHERICAL MACRO

キャンプ仲間のHOPEさんにお誘いを受け、同じくキャンプ仲間のむつごろうさんと三人で見た。

さほど大きくない演芸場の客席は一階席も二階席もほぼ満員で、くだけた雰囲気は普通のライブ会場とは一味違うものだった。

ギター一本で、古い歌も新しい歌も織り交ぜての2時間だったが、歌間の喋りも面白くて時間が過ぎるのが早かった。

加川良の歌は人生の断面を紡ぐ。聞いて心地よい旋律がある。40年前のフォークジャンボリー世代がたくさん来ていた。このまま歌い続けてほしい。

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ジャズナイト

立川にあるジェシー・ジェイムスというライブハウスで娘トモカが石井彰トリオに参加させていただきセッション。

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smc PENTAX M 55mm f1.8

石井彰トリオのパフォーマンスが最高に良く、これが聴けただけで、この年末を飾るイベントになりました。テクニック、メロディライン、リズム。すばらしい。

そんなトリオに支えられ、わが娘トモカも自由に歌っておりました。やはり今年を締めくくることができるような出来だったかもしれません。詳細は こちら にアップされると思いますので、よろしければ見てやってください。

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雨、雨、雨のフォークジャンボリー

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会場への長い行列に並び、ぼくたちは缶ビールを飲んだ。3つ飲んだところで行列が動き出した。

受付でチケットと引き換えに木製のペンダントをもらう。ぼくがここにやってきた38年前と同じ仕組みだ。そのペンダントが入退場パスになるのだ。

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会場には手作りの幟旗が何本も、あの時と同じようにユーモアたっぷりにはためいている。

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サブステージもあった。昔はもっとたくさんあった。今回は雨に次ぐ雨で、ぼくはほとんど歩き回ることもなかった。
雨ってのは憂鬱なものだ。

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会場がオープンしたときはまだ小雨模様の空だった。

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ぼくたちは、やや後ろよりにシートを敷き、ピクニックよろしくそこでビールを飲み食べ物を食べ、寝っころがったりしながら、ノンビリ見るつもりだった。こころもウキウキしていた。

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正午。いよいよステージが始まるころになって雨が降り出した。

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雨は土のグランドをどんどん水溜りに替え始めた。

雷もなり始めた。停電にでもなってしまったらどうなることやら。心配だった。

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ぼくの前に水は溜まる。

皆、合羽を着込み傘を差しているので、もはやステージはよく見えない。ぼくはビールを飲んで演奏に耳を傾けた。次第に雨の中で寝てしまった。

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夕方になって雲の切れ間から陽が差し込み始めた。いっせいに観客も背伸びをして、冷たく固まった身体を伸ばすのだった。

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西の空がぽっかり晴れた。そのまま夜に向かっていった。

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夜になってステージが照明に浮かび上がるようになった。

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12時から21時まで、たくさんの人たちが演奏し、懐かしい曲には会場も一体となって歌声が響いた。

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曲の合間に昔のエピソードが語られた。みな40年前のことを懐かしく振り返っているようだった。

雨の中ずっと歌を聞いて(途中酔って寝てしまったが)、たんに懐かしさだけを求めてやってきたわけではないことに気がついた。

昔の曲もどれひとつとして昔のままではないし、歌手のひとたちもその一曲を大事に歌い続けてきていることがよくわかった。

早川義夫のサルビアの花が新しく聞こえた。

加川良の歌は沁みた。生活の柄を高田渡の思いでとともに唄った。

中川イサトのギターは暖かい音がした。

遠藤賢司のメッセージは強かった。

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すべてが終了したとき、これでもかっというほど大量の雨が降ってきた。

この会場を手作りで作り上げた実行委員の方々に感謝。

次回はいつ行われるのだろう。そのときもまた行きたいと思う。

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フォークジャンボリー

昔、40年くらい前のこと。

ぼくの住む町の近くで歴史的なイベントが催された。

ぼくは高校生になったばかりだった。

当時の高校生中学生は、『君らは絶対そこに行ってはいけない!』と学校から命令されていたが、ぼくは行ってしまった。

夏休みのなんにもすることのない時期だったこともある。

中央西線坂下という駅から臨時バスに乗って会場に向かった。バスは満員で田舎のガタゴト道を揺られていった。

椛の湖というところに向かう一本道を行くとゲートがあり、入場券を見せると変わった形のペンダントをくれた。このペンダントが開催3日間、入退場のパスポートになる。ぼくたちはそのペンダントを首から下げ、見世物小屋のように並んでいるサブステージを縫って会場内をあるいた。

まだ、昼だったがサブステージではアマチュアを含めたミュージシャン達が思い思いに歌をうたっていた。

さて、そんな思い出のコンサートが40年の時を経て、当時の運営にあたった人たちの手によって蘇る。

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行かねばならぬ。

さっそくチケットを手に入れた。

8月1日は思い出の地に行こうということになった。同級生に声をかけたらほいほいと10人くらい集まった。

先日、その作戦会議が開かれた。

できるだけ良い場所を確保するためには、何時頃会場に行けばいいか。持ち込む飲み物は誰が調達していくか。昼から夜まで野外で過ごすためには何が必要か、などとビール片手に真剣に話し合おうという作戦会議だったが、会議は5分で終わり、あとは単なる飲み会になってしまった。

でも、楽しみはしだいにつのっていく。

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トモカmeets石井彰 ライブ

昨夜、娘トモカのライブがありまして、私は裏方として仕事をしておりました。こういうことのマネージメントというのはなかなか大変ですね。

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K200D + PENTAX smc FA50mm F1.4

共演のピアニスト石井彰さんは、日本を代表する名手ですから、裏方のわたくしとしては、準備段階から神経を使っておりました。

が、無事にライブは終了。まだ未熟ですがいままでで一番スリリングで面白い内容であったと思います。

足を運んでいただいたみなさんに感謝申し上げます。

17時に会場入りし、リハーサル。それからライブが終了する22時まで、お金の管理と進行見極め。23時に支払い等すべてを終えて、キャンプ仲間と合流して、ようやくイスに座って、ビール。17時以降なにも食べず飲まずできておりますので、ビールの美味しいこと美味しいこと。

ところが、仲間はそそくさと家路に。

飲み足りない私は、小林さんを強引にお誘いしで渋谷でまたビール。わが妻かおりさんも合流して飲んだはいいが、終電の時間。0時半。

渋谷から井の頭線、小田急線と乗り継いで家に戻ったら1時半。まだ飲み足りない。娘トモカとそのお友達を誘ってまたビール。ようやく寝たのが午前3時。

しかし、今日はお仕事。6時におきて東京駅。7時20分の新幹線で名古屋へ。で、仕事。概ね途切れ途切れに6時間くらいは寝たかもしれないけど、完全な寝不足。明日までに解消しないと。ああ、いそがし。

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ミュージカル『ガールフレンズ』

天王洲にある銀河劇場というところへ、ミュージカル『ガールフレンズ』をわが妻かおりさんと観にいった。

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このミュージカルは、台詞はなくすべてユーミンの曲によってストーリーが展開されるというものだ。

ユーミンの歌とともに歳をとってきたぼくらの世代にとって、これは観なければ、いや聞かねばならないものだろう。

ぼくは学生のときに初めてユーミンのアルバム『ひこうき雲』に出会い、そのままリアルタイムに聞き続けた。結婚したころには「昨晩お会いしましょう」がリリースされ、いよいよユーミンワールドにはまったものだ。コンサートにも何回か行った。

しかし、アルバム「ドーンパープル」まではなんとか聞いていたが、それ以降は少しづつユーミンの作る楽曲が耳に残ることは少なくなった。

ぼくとわが妻かおりさんにとってユーミンの歌はデビューから1990年くらいまでの期間のものが、いつも思い出のシーンにあるBGMになっている。

さて、そんなぼくとわが妻かおりさん、期待に胸膨らませ劇場の椅子に座った。

およそ2時間。36曲もの歌を聞いた。主人公は二人の女性。内向的な真理子と活発な裕子。ふたりの恋と失恋、そしてあらたな出会いと別れ、友情。そんなストーリーが展開する。場面場面で歌われる曲は、まさにそのためにあったと思うくらいピタリとはまっている。

とくに「青いエアメイル」で描かれた情景はこの劇の核心ともいうべきところ。真理子役の堀内敬子さんが上手いので思わず涙ながれる。

たくさん曲があるなかで、それでも今日の曲はまだまだほんの一部分。この間NHKでユーミンの曲をモチーフにしたドラマをやっていたが、もっとたくさんのドラマがつくれそうな気がする。

おもしろかった。昔好きだった曲や映画を懐かしむことは健康に良いそうで。こういうのもたまにはいい。

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PYG、今、マイブーム

昔、PYG(ピッグ)という音楽グループがあった。

今からおよそ40年くらい前、日本にビートルズがやってきてから、GS(グループサウンズ)という形態の、歌謡曲的ではあるが、流行のエレキギターを前面に押し出して、自前で演奏し唄うグループがたくさん出現した。

男性が長髪にして、ミニタリールックなどというファッションに身を包みテレビに写る姿は、一部から顰蹙を買いつつも当時は新鮮であった。テレビによってアイドルが作られていく時代のさきがけとなって、一大ムーブメントが巻き起こった。

彼らの残した名曲は多く、今でもぼくら昭和30年代生まれか、その前後の人々のカラオケ常備曲となっている(はずだ)。

中でも、ザ・タイガース、ザ・スパイダース、ザ・テンプターズの3組は、それぞれ沢田研二、井上堯之、萩原健一という現在でも通じるビッグネームを排出したグループであり、当時の人気を3分していたといってもいい。

ところが、本格的な欧米のロックミュージックの台頭と、その後起きる日本のフォークソングブームの中で、GSは氷河期の恐竜の如く、あっという間に消滅する。それは見事なものだった。勃興から衰退まで、10年もなかったのではないかと思う。

しかし、先に書いた、沢田研二や井上堯之らは、日本の本格的ロックバンドを目指して、新しいグループを結成する。それがPYGである。

ザ・タイガースから、沢田研二、岸部一徳、ザ・スパイダースから、井上堯之、大野克夫、ザ・テンプターズから萩原健一、大口広司が参加した。

沢田研二と萩原健一のツインボーカルという構成が考えてみればすごいことであった。メンバーは今も俳優としてあるいは音楽家として活躍している人々ばかりだが、当時の評価は必ずしも高いものではない。

で、前置きが長くなったが、そのPYGのアルバムがCDで復刻された。

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今、マイブームになっている。十分に新しく、聴ける曲が多い。

特に、『花、太陽、雨』。

独特の虚無的な世界観と、曲想がぴったり合っていて実に良い。カラオケにもありますので、興味のある方はカラオケボックスに直行。

ところが、このPYG、萩原健一が俳優業をメインとするに従い、活動が制限されていく。次第にPYGというよりは、沢田研二と井上堯之バンドというカタチに変化していき、ご存知の通り、沢田研二の圧倒的爛熟世界へと引き継がれていく。

アルバム「PYG!」では、浪々と高音部まで歌い上げ、歌謡界のリーダーへと成長していくジュリー沢田研二と、独特のハスキーボイスで、歌うことでも独自の演技的世界を造るショーケン萩原健一との志向の違いが良くわかる。

今からおよそ30年以上前の貴重な音源である。


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1972春一番

▼72年の音源による新版である。ディスク数10枚。延々とコンサートの模様が続く。34年も前のコンサートであるにも関わらず、聞ける。面白い。今はもういないと思われる歌手もいる。今も活躍しているミュージシャンの原点にもなっている。残念ながらたぶんご本人が許可しなかったのだろう吉田美奈子の唄は入っていない。

▼一度に全部聞きとおせないので、分割払いみたいな格好で毎日少しだけ聞いたり、東京に向かう新幹線の中でCD4枚分くらいをまとめて聞いた。そんなこんなでおよそ通しで2回分くらいは聞いた。曲間の喋りが面白かったりする。当時のコンサートの雰囲気が良く出ている。上品である。これが少し時代が変わって吉田拓郎とか泉谷しげるあたりになってくるとむちゃくちゃになる。かれらの場合は下品さが売りになっていたりする。

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▼この音源の価値は別のところにある。風都市というプロダクション。その中心人物である福岡風太氏の最初の大仕事の記録でもある。風都市は東京渋谷の百軒店にあったBYGというライブハウスから自然発生的に出来上がったプロダクションで、はっぴいえんどやそれに繋がるミュージシャンの活躍を後押しした。伝説的なプロダクションなのである。

▼70年から72年、73年と当時のぼくらを取り巻くミュージックシーンは激しく変化していった。その歴史を振り返るときに必ず現れる人々がいる。その中心部にいた人たちだ。ぼくにはその全体像を語れるほど知識もデータもないけど、こういった発掘音源がいくつも現れている状況を察するに、ぼくと同じ時代をくぐりぬけてきた同世代の人たちが、同じ思いを持って、こうした企画を組んでいるのだろうなあ、と思うわけです。楽しいです。

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吉田美奈子ライブ

▼名古屋ブルーノートで吉田美奈子&渡辺香津美のデュオによるライブがあった。HOPEさんと名古屋栄にあるマナハウスでおちあい、会場に入った。ぼくらはテーブル席ではなく、その横にあるカジュアルシートという席。テーブルでお食事をされている方々を横から眺めながらステージを見るような位置ですね。

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▼19時からステージは始まった。はじめはスタンダードナンバー。演奏は渡辺香津美のギター一本。始まったとたんから美奈子ワールドといってよいでしょう。あの独特のサウンドです。そのうち彼女のオリジナルが唄われはじめます。最新作から八月の永遠。そしてLiberty、星の海。ぼくの大好きなFootstepsは唄われなかったけど。

▼1時間半のライブ。ギターの音と彼女の声が不思議ですてきな空間を作ってしまいました。みな完全に引きこまれています。その時間、ぼくはなにもかも忘れてしまえました。もっと聴いていたいけど、無念にも終演は来てしまいました。充実の1時間半でした。吉田美奈子がこれからも、ぼくたちを引きこんで止まない独特のサウンドを作り続けていってくれることを願って。そしてHOPEさん、ありがとうございました。

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