伊勢神宮に参拝
伊勢神宮にいってきた。ここには初めてやってきた。何故伊勢神宮かというと、まず伊勢うどんを食べてみたかったから。次に、何故か行きたかったから、というのが本当のところ。その何故かが良く判らないけれども、行ってみて良かったと思っている。
名古屋から近鉄特急で伊勢まで。そこから歩いて、まずは豊受大神宮(外宮)へいった。伊勢神宮はふたつの正宮からなっている(ってことあまり良くしらなかった)。天照大神が鎮座する皇大神宮(内宮)と、その神様の召し上がる食べ物を守護する豊受大御神が鎮座する豊受大神宮(外宮)である。
参拝の順序は外宮から内宮へと行くことになるということだ。だから、まず向かったのは外宮である。杉の大木が鬱蒼と茂る森の中に神社はあった。とても不思議な感じになった。御正宮ではなにも感じなかったのだが、荒御霊の鎮座する多賀宮の祠の中には誰かが確かに居るというような感じを受けた。ひょっとすると豊受けの神様は本宅には居らず、別宅でお休みになっていたのかもしれない。
外宮を出て、参道にあるうどん屋で念願の伊勢うどんを食べた。あんなの美味くないとか、うどんじゃないとか聞かされていたのだけど、食べた感想は。……、これ、美味い!美味いです。
うどんはモチモチとして柔らかいが、真っ黒のタレが見た目と違い、やや甘めで魚のダシがしっかりとしており、実に味わい深い。まったく想像と違ってました。ぼくは好きです。このうどん。
うどん屋を出てタクシーに乗り、次に内宮へ行く途中にある猿田彦神社にいった。猿田彦は導きの神として有名で、これから何かを始めるときにお参りをすると良いとされる。ぼくはここでお守り「はじめの一歩」御守りを買った。すべてのものは「はじめの一歩」から始まります、という言葉に惹かれて。
そこから約1キロ歩くと内宮である。その途中に「おかげ横丁」があり、当然寄り道。赤福本店で赤福餅を食べました。
おかげ横丁に長くいると、団子やうどん、蒲鉾にコロッケ。いろんなモノに手が出てしまい、なかなか内宮に行けなくなってしまう。なんとか目をつぶって宇治橋を越えた。
内宮の御正宮に参拝。ここはさすがに日本最高の神社だけあって、凛としている。なにかの気を感じる(ような気がした)。空気が違う。もう少し静かにじっとしていたかったが、人が多くて落ち着かなかった。荒御霊の鎮座される荒祭宮や風の宮にも参拝したが、こちらはなんとなくお留守のような感じだった。
最後に内宮の隅っこにある大山祗神社に参拝したら、こちらには誰かがいらっしゃるような気がした。ただ、そんな気がするだけだけど、妙に落ち着く空間だった。
内宮を出て、テクテクと歩き近鉄五十鈴川駅に向かう。その途中、月読宮があったので、こちらも参拝した。こんもりとした森の中にはいってびっくりした。社が4つ並んでいる。静かなところだった。参拝客は少なく、とてもひっそりとしていた。こちらはどこもお留守のような気がした。
今日は一日良く歩いた。しかし、念願かなって伊勢うどんを食べ、伊勢参りもできた。そして伊勢参りなどという軽い言葉とは裏腹に、伊勢神宮は素晴らしかった。ここに年間何百万人もの人が訪れる理由は確かにあると思う。何かがいらっしゃる、そんな感じを受けた。面白かった。御守りを買ってきたので、これから病院に入院する友人と、いま入院している娘に持っていこうと思っている。
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