コーチ
先日の大阪国際女子マラソン。
前半、レースを牽引した赤羽選手は途中棄権。最後まで粘った小崎選手が3位に入った。
そのテレビ中継の最後、日本陸連の澤木専務理事がコメントし、こんなようなことを言った。
「赤羽は残念だった。小崎は良くがんばって日ごろの力をだした。結果はコーチの力量の差である」
大胆な発言だった。
ぼくは一瞬えっ?と思ったが、なるほどとも思った。
今回のレースの場合では、
・データの集積と解析に基づくレース設計
・レース当日のコンディションの客観的状態把握と決断
の差が結果に出たように思う。
コーチは、冷静に客観的に選手の状態を見極め、的確なレース設計と、最終的にはレースに出るかで無いかを決めなければならない。選手はどこかが痛かろうが辛かろうがレースには出て行きたいと考えるものだ。
その判断は選手と気持ちが同化してしまうと難しい。
どんな状態でもレースあるいは練習で走りきろうとする鬼はいても、長い目で状態を判断しレースとか練習を止めさせる鬼が必要なのだと、専務理事はコメントしたのかもしれない。
(写真と記事は関係ありません)
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