夢半ば
また同級生が逝った。
幼稚園、小学校、中学校、高校と一緒だった奴だ。四角四面に真面目な男だった。
夜、仕事の帰り、彼が高速道路に入ったのが夜中11時頃だった。記録が残っている。
運転中胸に痛みを感じたのだろう、家まであとわずかだったが、パーキングエリアに入った。休憩のつもりだったのか、痛みに耐えかねたのかはわからない。
駐車エリアに車を停めた彼は、しばらくそのまま休んでいたが、急激に痛みを増したであろう彼の心臓はそのまま停止した。
翌朝、パーキングエリアの従業員が駐車場に一台の車と車内でうなだれる彼を見つけ、119番通報した。
発見されたときすでに彼の息はなかった。死亡推定時刻は午前1時だった。
その前から胸が痛み出すということを言っていたらしい。今にして思えばなぜ医者に行かなかったのだろうということだけだが、それが運命だったのかもしれない。
亡くなるつい前日にも親しい友人のところで、本を出したいという話をしていたらしい。歴史と考古学が趣味だった。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>HOPEさん
ありがとうございます。ぼくはまだ彼が死んでしまったことに実感がわきません。ふいにまたいつものように電話をかけてきそうな気がしています。
高速道路で事故を起こさず、ひとり逝ったことも彼らしい最後だったと思っています。
>こにたん
彼もぼくらの同窓会幹事をやっており、住所録などの管理を引き受けて張り切ってやっておりました。それだけに残念でした。すぐに医者いっててくれればなあ。本当にそれだけです。
投稿: mIKE | 2009.11.30 07:02
小中高大その他いろいろ
同窓会幹事役になっている事から、
やはり、このような話は出てきてしまう。
すでに10人くらいだろうか!
中には”やり切れない話”などもある。
人生はホント、いろいろ。
この頃。
どうしても、
「病気の話題」が増えてしまう。
でも、集まりに参加出来ているという事は
”健康な”証拠。
ぜひとも 元気でいよう!
投稿: こにたん | 2009.11.30 06:00
運命というにはあまりに切なすぎます
ご家族の心痛を察すると涙が出ます
誰がどうしてればと憶いは廻るのでしょうが、まずは
心一杯のご供養をしてあげて下さい
ご友人が天国で夢の続きができますように・・・
合掌
投稿: HOPE | 2009.11.29 23:25