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一回戦敗退

完璧な戦闘方針をたてて臨んだソフトボール大会であったが、軟式野球チーム級のメンバーをそろえた相手チームにやられた。

念願の一回戦突破は来年に持ち越される結果となった。

初回、3失点までにとどめ、続く攻撃で同点に追いついた我が軍であったが、その裏、それまで予測不可能な投球パターンで相手の攻撃を抑えていた投手が打ち込まれ、なんと相手は全員安打の2循。一挙14点を取られてしまい、戦況は我が軍に圧倒的不利な状況となった。

相手のピッチャーは山なりボールを得意とする女性投手。ベースに来るまで待ちきれずバットをぶん回す我が軍の攻撃陣は、いともたやすく凡打の山を築いていった。

一方、相手の攻撃陣は、軟式野球を唯一の趣味とし、あのドデカいソフトボールをどんだけ飛ばすかを競っているような猛者達だ。我が軍のピッチャーの定まらぬ投球に四球となって塁に出るのを潔しとせず、とんでもないクソボールを空振りして、ストライクのみを辛抱強く待っている。

そんな猛者の鋭い眼光に引き込まれるがごとく、我が軍ピッチャーの打ち頃の球がスッとベースの上にくるやいなや、目にも留まらぬ剛球が金属バットの快音とともにレフト守備位置のはるか後方に軌跡を描いて消えていった。そんな打球をどれだけ見送ったことであろう。

そのうち相手は真の敵は我々ではなく、雲ひとつ無いこの天気であることに気がついたようだ。遅いぞ君達。なにせ時期を間違えたのではないかというような太陽が、さんさんと遠赤外線込みの熱線を石灰と砂埃の舞うグランドを容赦なく焼く陽気である。

この状況下、試合時間をこれ以上長引かせたのでは、選手体力は消耗し次の二回戦に響くと観て、敵は主力を温存し代打攻勢に出てきた。しかし、その代打が親のこころ子知らずで、またもよう打ちなさる。

試合時間は敵軍の監督の意に反し、またもズルズルと長引く結果になった。我が軍の攻撃陣は相手監督の意を汲み、試合時間短縮に貢献しているというのにだ。

そしてついに制限時間がやってきた。試合が終ったとき相手監督はようやく本当の敵に勝ったと実感したであろう。

我が軍は次の試合を待っていたチームにそうそうにベンチを追いやられ、次なる会場へ直行したのであった。一回戦終了したのが10時半である。いそいそと向かった先は、この状況を予想し早朝開店を依頼しておいた居酒屋であった。昼前から乾杯である。その一杯目のビールの美味しかったことといったら。

なにせ私、しばらくアルコール飲んでませんでしたから。

この一杯のためにまた来年も一回戦突破を目指して、もうちょっと早めに練習を開始しようではないかという意見の一致を見たのであった。

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