三色弁当
鬱陶しい一日でした。梅雨です。
朝は、写真の三色弁当(ふとしたことで昨夜手に入れた…もらった)。
シラス、玉子そぼろ、牛肉シグレがご飯の上に敷き詰めてある。それぞれ食べても美味しいし、ぐしゃっと混ぜて食べても美味しい。
オクラとワカメの味噌汁をつくり、鰆の切り身を焼き、しずしずと朝の霧雨を眺めながら弁当を食べた。
そしてようやく『1Q84』を読み終わった。
で、感想なんですが。
…うーむ。
そこで終るか、という感じ。
確かに、これまでの村上小説より読みやすい。スラスラ読める。
しかし、暗示、大いなる力、というような謎だらけ、未定義なものだらけなのは、それが村上ワールドの特色ではあるが、難しい。いままでの小説の流れからいったら、路線は同じかもしれないが。
もちろん、これはミステリーでもサスペンスでもSFでもない。だから、ミステリアスな言葉、人、エピソードといった、ピースが最後にピタリと合い、ジグソーが完成してあるひとつの真実が語られる必要は無いのかもしれない。
ぼくとしては、明快な結果を求めてしまうのだが、それが無い分、いろいろな結末を読者は自分で考えていくのだろうと思う。
天吾は小説家としての自覚を持ちました。青豆は結局どこかに行ってしまいました。ふかえりは静かにしています。はい、おしまい。というものではないだろうしなあ。やっぱりあと2、3回読まないとだめか。
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