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親友の死

無二の親友が死にました。

小学校、中学校、高校とずっと一緒に育ってきた友だちでした。息の仕方もわかるような間柄だったと思います。

癌でした。本人と奥さんしかこのことは知らず、余命を自分のために使って14日に逝きました。

写真は、昨年のクリスマス、まだほんの3ヶ月前のこと、彼と一緒に過ごしたときのものです。

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本人は覚悟の上だったと、今なら思いますが、そのときのぼくにはまったくなにも判りませんでした。いつものように飲んで、唄って、朝まで笑い転げて過ごしました。元気そのものでした。

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彼の写真も何枚も撮りました。奥さんと一緒のところを撮ってくれというので、それもたくさん撮りました。今日の告別式では、そのとき撮った写真が飾られました。まさか、この日に使うなんて思いもしなかった。

3月5日、急に具合が悪くなり入院したと聞きました。

そして14日土曜日、ぼくは病院にお見舞いに行きました。モルヒネが効いていたのでしょうか、時々うつらうつらしながらも、ぼくが来たことが判り、よくきたな、と笑ってくれました。それが最後でした。その日の夜、彼は静かに逝ってしまいました。

泣きました。涙があふれてでてきました。ずっと一緒に育ってきたぼくの思いでの中にはいつも彼がいます。キラキラと輝く真ん中にいるのです。ぼくの身体の半分が無くなったような気がします。

今日、ありがとう、と最後の別れをしてきました。

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