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チェ、39歳別れの手紙

昨日(土曜日)は一日仕事だった。

17時ごろに仕事が終って仲間とともに中華料理(岩倉の天山ですね)に行って、ビールと紹興酒を飲んだ。

飲んだ。

それで、家に帰ったはいいものの、すぐに眠くなってしまって21時頃、寝てしまった。

そんなに早く寝てしまったものだから、早く目が覚めてしまった。一度目が覚めたら、寝られない。酒を飲んだ翌日というのは目覚めが早い。だから3時に完全に起きてしまった。

部屋に朝陽が差し込んできたころには、朝ごはんのスパゲティ(そう、朝からスパなのだ)も食べ終わり、ウーロン茶も3杯ほど飲み終わり、さあ、今日はどうしようかと考えた。

090201
K200D + PENTAX smc FA50mm F1.4

考えて出てきた答えは「映画」ですね。

近くのシネコンへ行き、『チェ、39歳別れの手紙』を見た。

すでに見た『チェ、28歳の革命』の続編である。キューバ革命を成功させたゲバラは、そのまま国内での政治に身をおくことなく、再び南米の貧しい農民達のもとに帰っていく。ボリビアでのゲリラ戦闘に身を投じ、最後に拘束され死ぬまでの約1年間の様子を、ゲバラの記録に基づいて再現している。

見ているぼくらは、ゲバラが死ぬことは判っているわけなので、バックアップに回るはずの共産党が後方支援を徐々に縮小させていく流れを知ったり、本来はゲリラ側につくはずの農民達が、結局政府側につき、次々とゲリラ軍を裏切っていく様をみていくに従い、いつの間にかゲバラと気持ちを同化させていく。

仲間が次第に減り、食料も尽き、深い谷間に孤立していく状況画面ではもはや絶望しかない。逃げようとする若い兵士達に「俺達は絶対に仲間を見捨てない」と鼓舞するゲバラは痛々しい。持病である喘息に喘ぎながら、それでも戦闘を止めない。

そしてついに政府軍に囚われ、処刑される。ゲバラの視界が次第に薄れ、音も消えていきエンディングとなる。映画が終りエンドロールが流れはじめて、ぼくらはいつもと違う状態に気づく。この映画は是非最後のエンドロールまでしっかり席に座っていることをお勧めする。

ゲバラが事実この世にいない、ということに気づかされる。戦闘などせず、子供達とともに生きていきたかったであろうゲバラの本当の気持ちも感じられる。村の子供とカメラでじゃれ合うゲバラが写るが、その顔がいかにも柔和で美しい。囚われた小屋の中で若い兵士と子供の話をすると、兵士はそのゲバラに感情移入してしまいそうになり、すんでのところで拘束を解きかねない自分を制止する。

全編でゲバラを追悼しているような映画だ。前編のサクセスストーリー、後半の破局と続けてみることによって、死なねばならなかったゲバラの遺志が判るような気がした。

さて、この映画、新作封切りで日曜日だったのに観客は15人でした。大丈夫かな。

今日はさらに1日(ファーストデイ)だったので、映画が1000円で見られる日でもあったので、この後、ぼくはもう一本「誰も守ってくれない」を見たのでありますが、その話はまた明日ということで。

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受信: 2009.02.12 08:15

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