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危なかった

三島は河津桜が満開だった。

090217
softbank PHOTOS 920SC

桜がもうこんなに咲いているということに驚いた。

今朝の愛知県は昨日までの暖かさが急変し、寒さがぶり返し、歩いていても耳が痛くなり、吹き溜まりには氷が張っているほど気温が下がったからだ。

桜を見てすこし気持ちが華やいだ。…だからか。

そして夕方、三島から名古屋に帰る新幹線を待つ間、三島駅に新しく出来た寿司屋でちょっとお酒を飲んだ。3合ほど飲んだ。時の財務大臣ではないが、そのため自分でも驚くほど酔ってしまったのだ。その酔いは1時間も過ぎた頃、ぼくを襲った。

新幹線が名古屋駅に近づいてくるに従い、具合が悪くなった。視界がどんどん暗くなり、見える範囲がどんどん狭くなってきた。

経験上、これは非常にまずい状態だ。体内の警報機はアラームを鳴り響かせている。ひょっとするとこのまま倒れこんでしまうかもしれない。

新幹線が名古屋駅のホームに滑り込み、ドアが開き、乗客が降りはじめる。ぼくは立っているだけで精一杯の状態だった。もうだめかもしれないと思った。

幸いにしてドアの前がホームの待合室だった。フラフラとぼくは待合室のソファに倒れこんだ。

胸下にこみ上げるものがあった。まずい、まずいと頭の中でだれかが叫んでいる。視界がますます狭く暗くなった。

完全な貧血状態だ。

ぼくはソファでしばらくじっとしていた。もはやほとんど動けない。動けば胃の中のものが堰を切って逆流してきそうなほど気持ちが悪い。

じっとしているしかない。目をつぶってもいけない。目をとじると必ずもっと具合が悪くなる。今は貧血状態になった頭に血液が回ってくるのを待つだけだ。待つだけ。待つ。このまま動けなくなったらどうなるだろうか、とか、誰かを呼ぼうかとか、とりとめもなく考えつつ、待った。

手を握ったり開いたりして気を紛らわした。

何本か新幹線が到着しては出発していった。ようやく胸の辺りが楽になった。が、まだ少し目が回っている。けれどもこのままにしているわけにもいかない。

ぼくはゆっくりと深い呼吸を繰り返しながら、あせらず歩いた。名鉄の駅まで、ふつうなら5分程度で行くところを10分以上かけて歩いた。はたから見たら完全なヨッパライだったことだろう。

なんとか名鉄電車に乗ったころ、ようやくめまいがなくなった。ほっとした。あぶなかった。ホームで転倒でもしていたらまずかった。

これも桜のせいか。いや、ただ飲みすぎだ。

すきっ腹に3合も酒を飲んでしまった自分を諌めた。反省。

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コメント

>ライダーさん
本当に苦しかった。家だったなら吐いてしまえばそれでなんとか回復できたと思うのですが、なにせ公共の場所ですから、なんともなりませんでした。
トイレに行こうとしましたが、めまいがして身体がいうことを聞きません。じっとしている間、本当に辛かった。
すきっ腹に飲んではいけません。今回は肝に命じました。
疲れていたということはないと思います。ホントに単純なミスです。
でもね、じつに美味しかったんですよ、お酒が。

投稿: mIKE | 2009.02.18 22:41

大丈夫ですかぁ?。疲れていたんじゃないでしょうか。
ご自愛下さい。

私は我慢できませんでしたが、、、、、(^^;)

何かあまりにも似た感じだったので、、、、。

私も久しぶりに家族で飲んで、最初気持ちよかったのが突然、、、、ぶっ倒れてしまいました。いやぁ、失態でした。

投稿: ライダー | 2009.02.18 15:12

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