« 餘部鉄橋 | トップページ | 柿 »

十四夜の月光

餘部鉄橋を見終えたぼくは、そのままどこかで寝てしまいたい欲求を抑え、キャンプ場を探した。日本海の海沿いの道を走っていくと見つかった。

手続きを済ませて荷物を降ろして気が付いた。テントが無い。イスも無い。出がけに一生懸命積み込んだのは、ランタンとガソリン。コッヘルとヘッドランプ。箸とナイフ。シュラフ。

テーブルもイスもテントもタープもテーブルも。全部車に載せていたつもりだったが、車検のときにテントとイスが邪魔になりそうだったので、降ろしていたことに今気付いた。時すでに遅し。

しかし、そんなことではめげないワタシ。テントやイスのひとつやふたつ無くてもキャンプはできる、とばかりに自らを元気づけ、さっそくサイト設定に精を出すのであった。

photo
K200D + TAMRON AF18-250mm F3.5-6.3 LD ASPHERICAL MACRO

テーブルはなんと三つもあるのに。ランタンだって二つもあるし、コッヘルやヤカンならまだあるし。バーナーだってまだまだ出てくるし。コットもあるし。

ビールを飲んで、缶詰を肴に日本酒も飲み。いい気分。シュラフを出してコットに寝そべり昼寝をしたらたちまち夕方になってしまった。

山際から月が出た。十四夜の光がぼくの廻りを照らし出した。

photo
K200D + PENTAX smc DA21mm F3.2AL Limited

月の光を肴に、ぼくはまた酒を飲んだ。おでんを温めた。風が吹き下りてきて時々ランタンが揺れた。潮騒が聞こえた。

シュラフに入って見上げると、月はちょうどぼくの真上あたりに来ていた。木々の葉も透き通るほどの強烈な光だった。

雲は風に乗ってゴンゴンと動いていった。

mIKE's photo
K200D + PENTAX smc DA21mm F3.2AL Limited

|

« 餘部鉄橋 | トップページ | 柿 »

コメント

あの場所で焚き火ができないと辛いですね。
誰にも迷惑かけないところですし。

那珂川はまた来年行きたいと思っております。

投稿: mIKE | 2008.10.14 20:10

ご無沙汰しています。
こちらはシンガポール帰りの大型新人・姫君親子・ミッキーさんと那珂川に行ってきました。
いつものところでキャンプをしてきましたが、テントを張ってさあこれからという時に、通り雨にあってしまい焚き火は出来ませんでした。
川は大瀬で簗&鮎釣のためライニングダウンさせられ、結構きつかったですが充分放電してきました。(とは言っても最近あまり充電状態にはなっていませんが・・・)

投稿: 事務局長 | 2008.10.14 07:41

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 十四夜の月光:

« 餘部鉄橋 | トップページ | 柿 »