全日本実業柔道団体対抗大会
横浜文化体育館で行われた全日本実業柔道団体対抗大会。井上康生選手の最後の試合、ということで、わが妻かおりさんと二人で見に行った。
団体戦の柔道を直接みるのは初めてだったので、最初の予選のあいだは会場の中にあまりにたくさんの選手がいたのでとまどった。
康生選手の所属するALSOK綜合警備保障は1回戦シードで2回戦から出場。順調に勝ち進んだ。準決勝では高井洋平選手を擁する旭化成チームとの対戦だったが、康生選手もなんとか一本勝ち(横四方固め)し、決勝に進んだ。
康生選手の動きは、切れはなかったが、負けない柔道を見せてくれた。立ち姿はやはり一番美しかった。わが妻かおりさんは「とにかく康生の立ってる姿、写真に撮りまくって」というので、ぼくはカメラの鬼と化したが、なかなか上手には撮れなかった。
切れ味するどい投げ技は、ほとんど出なかったが、決勝での試合でようやく内股が炸裂。一本こそならなかったが、最後にこれが見られて嬉しかった。
このあと押さえ込みが決まって、康生選手は一本勝ち。チームも勝って優勝。チームの監督と康生選手の胴上げ、表彰、インタビューと続いた。
わが妻かおりさんは、「これで全部終わっちゃったなあ、少し寂しいなあ」などと言っていた。ぼくはこれからの井上康生氏の生き様を見ていきたい。ぼくらが知らないくらいの苦しみとプレッシャーを背中に受けていたのに、諦めずまっすぐに生きてきた人だ。その姿にぼくは感動した。孫ができたら柔道やらせようかなあ。
その後、ぼくとかおりさんは横浜サンマー麺を食べ、それぞれ西と東に別れていったのでありました。
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