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全日本柔道体重別選手権

博多に行った。

全日本選抜柔道体重別選手権大会を見るためだ。背水の陣である井上康生選手の出る100キロ超級の試合の行方を見届けたいからだ。

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今回の選手権は2日に分けて行われた。ぼくは6日の朝、名古屋から飛行機で博多に渡った。昼飯を博多天神のラーメン屋で食べ、バスで国際センターに移動した。

午後1時半の開場と同時に列をなした観衆が開場に入っていった。

選手の所属する企業の応援団が大挙して陣地を確保している。康生選手の所属するALSOK応援団のところには、康生選手の奥さんもいたようで常にファンが集まってきていた。

さて、試合である。一回戦の康生選手。固い。ぼくはカメラを構えながら、「もっと出ろ、前だ、前、前に出ろ」と独り言。最初は固かった。相手は一回りでかい立山選手。悩んでるふうではあったがだんだん康生選手の動きも良くなり、優勢勝ちとなった。すっきりしない勝ちではあったが、今日は調子がいいなあ、と思った。前に出るようになったからだ。

2試合目が重要なところだ。相手は現在のチャンピオン棟田選手である。動かなかったら負ける。そんなことを思いつつ試合会場のすべての人達が固唾を飲んでいた。

動きは良かった。攻めていた。棟田選手のの腕をきめて投げを打ったとき、審判は思わず「一本」のコールをした(これはすぐに取り消されたが)。それくらい押し続けていた。結果、優勢勝ち。

しかし、十分意味のある勝ち方だった。相手の取り口を封じ、そして勝つことに徹した試合運び。嘉納杯東京柔道で石井選手に負けたときとは違うものを感じた。

そしてそのまま、決勝戦で一本勝ち。相手は相性の良い正田選手ではあるが、実に気持ちの良い内股がきまった。

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内股というきめワザ。写真は内股が決まったところだが、相手の身体が完全に宙に舞っている。それが一瞬にしておきる。スピードと切れ。その一瞬。そのワザのすごさこそが井上柔道なのだ。

だから、ぼくたちは井上康生選手の柔道を見に行く。その柔道は他の誰も持っていないスピード。前に突き進むチカラ。そして美しさ、潔さ。

勝ててよかった。会場の誰もが皆喜んだ。それくらいファンがたくさんいた。

100キロ超級は4月29日の全日本選手権(無差別級)の試合結果で北京代表が決まる。康生選手には優勝することしか残されていない。だからまた見に行く。いけば何かを感じる。

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