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年始を振り返る

朝から頭痛。

軽く二日酔い。なんてこった新年早々から。でも、年初というのはそんなもんかな。

結構な勢いで突っ走った昨年暮れ。そして迎えた新年正月。今年の年末年始は実に気持ちよくすごせた日々であった。大晦日は確かにテレビでは紅白歌合戦をやっていたのだが、その中味はまったく覚えていない。久しぶりに記憶がとんでいる。

あの日、ぼくの父親が、「倉庫に入れているお前の本が邪魔でしょうがない、捨ててくれ」と鬼のように言うので、しかたなく、ぼくの長男のマサキともども倉庫整理をし、とりあえず空けろといわれた棚にあるダンボールのうち半分について、泣きの涙で処分したのであった。本はぼくの血であり肉である。それを捨てざるを得なかったのは、貯めに貯めた本の置き場所がなくなって、ついに実家の倉庫の棚を我が物顔で占拠してしまっていることの後ろめたさがあるからだ。

で、そんな作業をし終えて家に戻って早々に、甥っ子姪っ子達がやってきて、にわかに我が実家は、我が一族郎党の宴会場と化したのであった。適度に疲れたこの身体。食べ物飲み物を欲してやまない。

その前日に蓋をあけた重箱のイタリアン御節、もはや内容物は消えかかり、原型をとどめていない。その上、ぼくの持参したトスカーナのワインはやたら美味しく、飲むほどに疲れた身体に滋養を与え始める。正月用の伊達巻も消え、数の子もあとわずか。飲み乾した杯を数える間もなく、ぼくの脳みそはグズグズと溶けていったのであった。

しかし、脳みそは溶けて思考は停止したとしても身体はけっして死なないというぼくのことである。ぼくの随意筋は直前までの動作を反復繰り返し続ける。まるで壊れたロボットだ。そのうえメタボな内臓は不随意筋。まだまだアルコールを吸収し続けた模様であった。気がついたらテレビには除夜の鐘が映し出されていた。そして年が変わった。

元旦は雪がそこかしこに残っていた。それで、我が家は外出を控えることとなった。なぜなら、ぼくの愛車エスティマ号はぼくの家族5人と両親二人、都合合わせて7人立派に乗れるのであるが、ぼく以外のすべての人々がぼくの運転に疑義を感じていたからに他ならない。よって、雑煮作りを始めた。

角餅を焼いて澄まし汁仕立ての雑煮が我が家の伝統である。その味には冷えた純米酒がめっぽうお似合い。てことで、ようやく活動をし始めたぼくの脳みそは再び、グズグズの沼地に入り込んでいったのであった。なんてこった新年早々から。

さて、本題である(遅!)

そんなこんなで平和な正月をおくった私。去年は仕事のことも家族のことも大変で、寝た気もしなかったのでありますが、今年はよく寝た(というよりつぶれてた)。おかげでメタボが2キロ増加した。これを取り返すというか削除できるのはいつのことだろうかと、視線をはるか彼方の中部山岳地帯にむけるのでありました。

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