秋の音
秋を感じるもの、まず匂い。
稲刈りの田んぼでは稲ワラの香ばしい匂いがするし、旬の柿の皮を剥くと懐かしい子供のころの匂いがする。そろそろ金木犀が漂うはずだ。
しかし、今日は音だ。
ぼくのアパートの前にある小学校で、曇り空の下、恒例の運動会が開かれた。
朝から、ガンガンとスピーカーから音が響いてとても寝ていられるものじゃなかった。
今年から、ポルトガル語の通訳がついて、インターナショナルな運動会になってきた。
で、運動会といえば、駆けっこや綱引きをするときにながれるBGMだ。これはもうぼくの子供時代から同じだ。「天国と地獄」これこそ運動会の音。
このBGMと鉄砲の音が鳴り響けば、まさに日本の運動会だ。子供達は黄色い声援を送り、大人は拍手を送る。
今日は、そんな音を目一杯聞きながら、ポテトサラダを作り、妙に食べたくなってしまったショートケーキなどをならべて、運動会を見学していた。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント