井上康生選手準決勝敗退、残念
ゆうべ、博多に来たのは、元祖長浜屋のラーメンを食べるためでも、かろのうろんのごぼう天うろんを食べるためでも、もつ鍋を食べるためでもなく、福岡国際センターで行われる「全日本選抜柔道体重別選手権大会」を見るためであった。
今日の試合には、100キロ級に鈴木桂治選手、穴井選手、女子48キロ級に谷亮子選手、そして100キロ超級に井上選手、高井選手などが登場する。
これを見ずしてどうする、というわけで発作的に来てしまったわけだ。
でも、朝早くホテルを出て、まず向かったのが「元祖長浜屋」だったりして。朝食はラーメンなわけで。
そこからバスで福岡国際センターに行き会場に入る。すでに満員の会場。いつもそうだが、柔道の試合はなにかしら関係者が多く(会社の応援団とか、どうみても指導者とその家族だったりして)、ある種特殊な雰囲気がある。
そして、昨日試合の終わった選手などがあちこち歩いていたりして、そんな中にいるのはなかなか楽しい。
さて、康生選手である。初戦は身長が10センチ、体重で40キロも大きい立山選手だった。外国人相手にたたかっているようなものだったが、内股が決まらず延長戦に。そこで一本背負いのような投げ技が綺麗に決まり一本勝ち。今日も順当な勝ち上がりが期待された。
しかし、準決勝。これまでほとんど勝ってきていた旭化成の高井選手に負けた。負けたというより勝てなかった。動きは良かったのだが、技がかからなかった。相手は封じ手をかなり研究してきていると思われた。
が、今日は康生選手のためにあったような試合だったはずだ。棟田選手は何故か出場を断念したのか今日になって代理選手が登場した。もはやこの階級に敵はいないはずだった。油断したのか。
康生選手が敗れたとき、会場内は悲鳴のようなどよめきが沸いた。しかたがない。うなだれて退場する康生選手を見送った。時間が戻らない厳しさ。柔道の試合は一瞬で決まる。それだけに負けてしまったとき、もう戻らない時間を重く感じる。
29日には日本武道館で「全日本柔道選手権大会」があり、その出場も決めている。そこで再度頑張って優勝すれば世界選手権出場も視野に入る。もう一度気持ちを奮い立たせて頑張ってほしい。最重量級における、真似できない技のスピード、前に出る井上柔道、その姿を待っております。
いっぽう、柔ちゃんは決勝で惜しくも敗れたが、産後などということが嘘のように動きがよかった。
今日も良い試合をたくさん見ることができた。チカラをもらえる。ありがとうございました。礼。
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コメント
難しいですね。
柔道の場合は、今日の勝者が明日の勝者とは限らない。
今度の世界選手権の試合に勝つということで考えると、今日までの流れといいますか、強いものだけがもつ勢いが大切と思われます。
実際に試合を見ていると判りますが、昨日の柔ちゃんの動きはものすごく良かった。あと半年後に昨日の試合を再現したら、結果はどうなっているかわかりません。
それを見たうえでの協会の判断とすれば、それなりに納得できますのですけどね。ただその結論が一般の人にはわかりにくいですよね。そこが問題とは思います。
投稿: mIKE | 2007.04.09 20:50
その後の柔道連盟の世界選手権代表選考で、優勝者が出られずに谷亮子が選ばれたのはおかしいな・!・!。
何らかの繋がりで代表選考されているようで(どこの団体も同じ穴の狢)勝った人が出られる体質にしないと、応援が段々離れて行きよ!!!!
投稿: 事務局長 | 2007.04.09 19:53