単身赴任の憂鬱
ぼくが、最大にわびしい気持ちになる場所は、日曜日の夕方、単身赴任先にでかけるとき通る商店街。
とくにもう日が暮れるなんてときは、これから新幹線に乗るのが嫌で嫌でしょうがない。わびしくてやるせなくてしかたがない。
夕餉の食卓で家族と食事ができない寂しさ。一人孤独な空間に向かわねばならない苦しさ。
それが嫌で、東京の自宅から愛知県のアパートに帰る(というか行くというか)のは午前中と決めている。
不思議なもので午前中、日が高いうちというのは、まったく気持ちも萎えないし、寂しさや苦しさも感じない。
なんでだろうといつも思う。むしろ、さあ行くぞ、ぼくの前に道は無いぼくの後に道はできる、の気分なのだ。
午後になって誰もいないアパートに帰る(行く)わけだが、そこがなんだか居心地が良い。気持ちのスイッチは完全に切り替わっている。
そんな生活をもう4年以上続けている。一向に変わらない。
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コメント
自分の人生前半は会社とともにある、と思っているので、単身赴任は当然のもの、というような思いはあります。
これから、そんな人生観は少なくなっていくのでしょうけど。
月曜日の朝に出かけるにはちょっと遠すぎます。それは無理かも。
投稿: mIKE | 2007.04.19 21:44
日本の企業は、平気で家族を離すけど、何とかならないものでしょうか?。子供のためにも転勤を繰り返すのも良くないし。
と言っても難しいのでしょうねぇ、何とか少しでも長く一緒にいられるようになることを願っています。
投稿: ライダー | 2007.04.17 01:12
単身赴任ご苦労様です。大阪の次女の所も旦那様は東京に単身赴任中であります。義兄は週末大阪に帰って日曜日、東京のアパートに戻る生活を一時していましたが、アパートの場所が商店街の中なのでやはり、mIKEさんと同じように寂しさを感じるらしく、昨年ぐらいから週末帰ってきて月曜日の朝一の新幹線で東京に戻るという生活をするようになりました。月曜日の朝は早いけど、日曜日にアパートに戻って寂しさを募らせるより良いらしいです。一度お試しあれ?
投稿: etsuko | 2007.04.16 23:41