ミレーのザック
明日は仕事もお休みである。そこで、渡部さんと木曽駒ヶ岳に行くことにした。ロープウェイで海抜2000メートルまで登ってしまう日帰りコースなので、特別な装備は必要はない。ひとまず持ち物を確認しつつザックに詰めていったのであります。
そしたら、長年使ってきたザックのショルダーベルトの付け根がボロボロで、いまにも切れそうになってしまっていた。こりゃいかん。というのが昨日の夜。
そこで、今日、三島に出張した帰りに名古屋のアウトドアショップを徘徊しザックを見て回ったのであります。で、買っちゃった。ミレーのザック。
ミレーといえばアルペン業界では老舗中の老舗。若い頃のぼくらの憧れのブランドでありました。ぼくらの憧れといえば、ミレーのザックにシモンのピッケル。ゴローの靴。ちなみに、シモンのピッケルが欲しかったぼくは、当時まだ工事中だった東北新幹線の深夜工事の土方バイトをし、当時の値段で2万円もしたシモンのピッケルを手に入れたものです。
そのピッケルは、蔵王の雪渓なんかでもっぱら滑落防止の訓練をしたりしておりましたが、結局はグリセードで雪渓を滑り降りて遊んだりするだけでありました。現在、家の物置で錆だらけになり、眠っております(悲)。
そんなわけで話はミレーのザックであります。ミレー、昔は憧れのブランドでありましたが、最近では、そうでもありません(ぼくの中では)。何故かといいますと、みんなミレーのザック持っているからであります。
そうなのです。今、山など行きますと、おじさん、おばさん登山者のほとんどがミレーのザックであります。ぼくにとっての希少性、崇高なイメージはなくなりました。だから、ミレーのザックはあこがれでもなんでもなくなったのであります。ザックにおけるブランドはもはや関係ないのであります。
で、お店を徘徊し、とあるところへ行きまして、店員の女性と話をしておりましたら、彼女がこれはどうですか?と言ってもってきたのがミレー。ふう、もうミレーには憧れも期待もあまりないのだけど。とりあえず背負ってみるか。と手を通して、ベルト調整などしておりましたら、はまりました。素晴らしい。
ぼくの場合、ザックの善し悪しは背中上部へのフィット感と、ウェストベルトの締まり具合。そして身体との一体感です。それが抜群に良いのです。これはさすがにミレーだと思いました。伊達にみんな背負っているわけではないのですね。即決。買いました。
ちょっと遅くなった(2週間遅れ)けど、今年の自分への誕生日の贈り物にすることとしました。そんなわけで明日はこれを持っていきますが、2〜3泊用なので日帰り登山の装備ではどれだけ入れても中味スカスカです。シュラフでも突っ込んでいかないとダメそう。ま、デビュー戦です。
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コメント
>事務局長殿 あれっ?昨日はこっちだったんですか?すれ違いかな。
三島では鰻ではなく、あら煮定食を食べてきました。美味かった。
投稿: mIKE | 2006.08.19 09:12
昨日は岩倉まで行きました。昼ごろには名古屋に戻りましたが、非常に暑かったです。東京も暑い暑い。
三島では鰻などを戴いたのですか?
9月には那珂川でゆったりキャンプでもしましょう・・・
投稿: 事務局長 | 2006.08.19 08:39
>HOPEさん やっぱりみんな持ってますね(^^;
アルペンもそろそろ在庫一掃セールをするころですね。ぼくもそういうお値打ち品見つけたら、買っちゃうくち。
投稿: mIKE | 2006.08.19 07:03
家にもミレーのザックはありますね(^^ゞ
先日はアルペンで型落ちのDEUTER38Lのザックを購入。
半額の更に割引で、申し訳ないような値段でしたので
使い道も決めぬまま買ってし魔王再来!
旅用ザックに丁度良いかも(^^ゞ
投稿: HOPE | 2006.08.19 06:35
>ライダーさん 確かに、つねに進化していますね。それがブランドを支える強さ。じゃ、そのザック背負ってロープウェイの駅まで来ます?
投稿: mIKE | 2006.08.19 06:28
車もバイクもそうですが、10年新品を買わないと隔世の感があります。今でも続いてるブランドというのはやっぱり日々進化しているのでしょうね。何故か私もミレー持ってます。20か30リットルぐらいの奴ですけどね。バイクに積みきれない物を背負うように買いました。
投稿: ライダー | 2006.08.19 00:00