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岩倉駅前の喫茶店で

▼昼飯を岩倉駅前の喫茶店「カルダン」で食べた。パスタとコーヒー。セットで900円だ。暖かい陽が射し込む窓際で新聞など読みながらテーブルひとつを余裕で使って食べる。普通の味だけど、なんか良い。何がいいんだろ。店内には静かにクラシックが流れている。


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▼店内を見回す。結構客が多い。また入ってきた。おばあちゃんの二人組だ。ホットとレティね。などと言っている。ホットはホットコーヒーの短縮形。それは判る。レティ?レティって何?ウェイトレスのおねーちゃんを注視、というか注聴。レモンティーと判明。なるほど。

▼それにしてもぼくは名古屋地区というか、名古屋も含めてこの愛知県および岐阜県の街に残された喫茶店文化に驚嘆する。街の中、たくさんの喫茶店が((もちろん個人経営の独立系)が多い。で、閑散としているかというとそうではない。いつでも結構混んでいる。有名なモーニングタイムには満員になっていることすらある。

▼そして、客の多くを占めるのが、おばちゃん達、いや十分立派にお歳を召したおばーちゃん、おじーちゃん達がレティなんてものを飲んでいらっしゃる。東京にはもうこういう喫茶店文化はなくなったような気がする。東京の街はドトールとかスターバックスなどのチェーン店に席巻された感がある。

▼東京のチェーン店は適度に騒々しく、客は肩と肩がぶつかりそうなスツールで、あまり美味しくもないコーヒーを飲む。そしてそそくさと席を立つ。東京のような都市はいま確実に変化している。デジタルな物質、デジタルな空間、デジタルな人間関係。そんな気がする。1か0か。他人には一切関与しないしされたくない。水は自分でコップに注いで席まで運ぶ。はっきりとした主張。それで当然。そういう人達が集まる。

▼ぼくが今、パスタを食べているこのお店。テーブルとイスが何席もあり、かなりゆったり過ごせる。おばあちゃん達の話し声も聞こえる。隣りに居合わせたおばあちゃんはどうも家族のことを話しているような気がする。そんなしっとりとした空間だ。1でもないし0でもない。ウェイトレスのおねーちゃんは、どうぞ、といって水をつぎ足しにくる。なんか良い。

▼パスタを食べ終わったら、ウェイトレスのおねーちゃんがコーヒーを持ってきてくれた。ちょっと濃い味、ネルドリップでいれたコーヒー。ズズッとひとくち。めちゃ美味しいわけではない。けど甘みが広がる良い味だ。ぼくが来る前からお店にいたおばあちゃん達はまだ席をたつ気配はない。


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コメント

まさにスローライフだと思います。こういう文化は大切にしたいですね。
守ろう愛知の喫茶店文化。

投稿: mIKE | 2006.02.05 19:43

そうね、効率を考えたら、無くなっていく文化なのでしょうね。

 愛知県はまだまだ田舎が残っているので、存在しているのと、こちらの気質もあると思います。

 スローライフという言葉、結構深い意味があるように思います。

投稿: ライダー | 2006.02.05 17:25

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