まいど、喜多見大勝軒
▼土曜日のお昼、東京にいるときはたいてい喜多見の大勝軒にいく。つけそばかラーメンを食べるのが習慣になってしまった。きょうはつけそば(500円)。

▼この店、カウンターだけの小さな店である。でも、メニューの数は多い。チャーハン、ラーメン、タン麺、野菜炒め、から揚げ、カレーライス…、うーん、まともに数えたことないけど、壁に貼られた品数は結構ある。暖簾に書かれた中華軽食の意味が深い。でも、ぼくはこれまでおよそ何回来ているか判らないけど、ラーメンかつけそば、時々チャーシュー麺かつけそばチャーシュー入りを頼むきりで、ほとんどそのほかのものを食べたことはない。
▼単品の盛りは結構多い。タン麺なんて野菜がてんこ盛りになっていたりする。危ない。だからぼくはあえて危険を冒さない。時々、道路工事のお兄ちゃんたちが、ラーメンと野菜炒め定食なんてのをガシガシ食べているのを見ることがあるが、これは相当な量との戦いになる。あっぱれだ。ともあれ、ぼくはラーメン450円で満足する。客のほとんどはラーメンかつけそばを頼む。
▼ここ、大勝軒という店名。代々木上原を頂点とする丸長大勝軒系列に属している。ちなみに東池袋大勝軒はこの系列から独立した亜流である。永福町大勝軒はまったくの別系統。さて、喜多見大勝軒。ここのラーメンを食べると確かに丸長大勝軒系列の味がする。鶏と豚、煮干の味のするとてもオーソドックスな醤油ラーメンだ。麺は太麺。モチモチ麺で美味い。これはもうとにかく満足の一杯。趣を異にするのがつけそば。
▼ここ独特の味付けになっている。つけ汁がやたら辛い。胡椒で辛い、七味で辛い。ピリピリする。慣れないと危ない。しかしこれが癖になる。麺を食べ終わってスープ割りを頼むと、容器の底に胡椒の粉がかなり沈殿する。ふつうのつけそばと違う。最初は戸惑った。これは丸長大勝軒系列の一般的なものと違う。でも違うところが魅力。行かずにはいられない。こういう店が近くにあってよかったと、土曜日になるとしみじみします。笑えるのがそういう土曜日、ぼくと同じような親父が結構一人で入ってきてラーメン食べてます。同類のよしみ。目で挨拶を交わしたりするのであります。
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