日本シリーズ第1戦
▼日本シリーズ第1戦が終わり、まずは西武が1勝をもぎ取った。面白い試合だった。
▼サッカーとの違いで野球を考える。サッカーは予期せぬプレー、パスミス、守備のミス、相手のファールなど、とにかくたくさんの失敗、ミスを積み重ねながら試合が作られる。そして、その中から、得点に結びつく、ほんのごくわずかな成功が作られる。
▼野球の場合は、ピッチャーが三振を取る、内野手が難しいゴロをさばく、外野手がフライを確実にとる。バッターが失投を見逃さずヒットする。という確実なプレーを積み上げて試合が作られる。そして、ほんのわずかなミスによって、得点機が作られる。
▼すなわち、サッカーはごくわずかな成功で試合が決まる。野球はごくわずかな失敗で試合が決まる。ホームランもピッチャーの失投と考えると、理解できる。だから、試合の見方が違ってくる。
▼今日の第1戦は、中日のライト英智の落球という、シーズン中にはまったく見られなかったようなエラーで流れが変わった。あれさえなければ、まだ流れはどうなるか我からなかったのではないかと思われた。選手がとてつもない緊張感の中で、いかに確実なプレーをするのかを見る醍醐味が野球にはある。
▼途中、審判のミスジャッジで試合が中断したのも面白かった。両監督の対応が実に良かった。あの時間帯。この問題がどう収拾されるのか興味を持ってみていた。監督というリーダーがどう対応するのか。そして審判団はミスを認めるのか。
▼結局、審判団がミスジャッジを認め、両監督はそれぞれ面目を保ち、試合が再開した。時間はもったいなかったし、無駄ではあったが、決着の仕方は明瞭で良かった。明日の試合が楽しみである。
▼ちなみに、ぼくは、サッカーはFC東京。野球はドラゴンズである。
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